
太極拳の理論を語った書物は多いが、大体において記述が抽象的で難解である。
太極拳は「気」のエネルギーを使う。
しかし、断言しておくが、気で相手は倒れてはくれない。
太極拳は「意」を大切にする。
しかし、「力を用いず意を用いよ」と言ったところで、一般の人たちには意味不明となる。
太極拳は「勁」を使う。
「勁」は相手に直接作用する力で、「気」や「意」のような抽象的な概念ではない。
「勁」は物理学でもって説明できるのである。
太極拳の「勁」を、科学で語ってみることにしよう。

勁なくして武術にあらず、その伝統の内勁とは?

太極拳の理論を語った書物は多いが、大体において記述が抽象的で難解である。
太極拳は「気」のエネルギーを使う。
しかし、断言しておくが、気で相手は倒れてはくれない。
太極拳は「意」を大切にする。
しかし、「力を用いず意を用いよ」と言ったところで、一般の人たちには意味不明となる。
太極拳は「勁」を使う。
「勁」は相手に直接作用する力で、「気」や「意」のような抽象的な概念ではない。
「勁」は物理学でもって説明できるのである。
太極拳の「勁」を、科学で語ってみることにしよう。

太極拳に玉女穿梭 (ぎょくじょせんさ)という技がある。女性のようにしなやかに、左右の敵を誘い、バッサバッサと交互に倒していく。穿梭とは左右の行き来のことである。

太極拳で最も多用する蹴りはと聞かれれば、それは分脚(ぶんきゃく)であろう。
ストリートファイトで、革靴のつま先で相手の腹部を蹴るのは自然であり、効果的な技法となる。 それでは、説明しよう。

太極拳の特徴をひとつ挙げよと言われれば、それは纏絲勁だろう。
纏絲勁は脱力状態のまま張りを保ち全身をつなげる。
太極拳の化勁と發勁は、纏絲勁を抜きにしては語れない。
太極拳の源流である陳氏太極拳、その纏絲勁の本質に迫ってみたい。

太極拳は全身が連動した動きを基本とする。
その状態を最も的確に表現してる言葉がある。
上下相随(じょうげそうずい)である。
では、説明しよう。

「虚実」を理解することは、武術の本質を体得することに通じる。
どんなに威力のある打撃力を持っていても、
相手に当てることができなければ、効果を得ることはできない。
殴ろうと思って出されたパンチは、容易にかわすことができても、
無意識で出されたパンチは避けづらいものである。
ここに武術の難しさと、奥ゆかしさがある。
では、無意識に手が出るとは、どういう状態なのだろうか?
それでは、武術の本質を語ってみよう。

太極拳は、拳打ではなく掌打を多用する。
しかし、拳で殴打するほうが威力あるのでは?
このように思われている方はいないだろうか?
それでは、疑問にお答えしよう。

太極拳ではよく、相手の攻撃を化勁により無力化するという。
しかし、早いパンチや蹴りに対して、化勁で対処するのは容易ではない。
それを可能にするには、伝統に裏付けされた技術が必要だ。
それでは、掤捋擠按の「掤」について説明しよう。

太極拳の按は単なるプッシュではない。
按とは掤捋擠按の4番目の動作で、打のことである。
太極拳の按は下半身の纏絲勁により、強力な撃力を生み出す。
それでは太極拳の按を弓歩の姿勢で説明しよう。