太極拳の雲手は纏絲勁
雲手は太極拳の母式と言われる。
上半身の纏絲勁を学ぶ動作で、相手の攻撃を手でさばく基本となる。
動作は、身体の前で手を回すだけのシンプルな動きだが奥が深い。
姿勢のポイント
馬歩で立ち、下半身を固定する。
重心を落とし、丹田に気のエネルギーを感じるようにする。
まっすぐな姿勢で立ち、背中を抜くことで、軸が動く状態にする。
動作のポイント、
鼻先で手のひらを返す。中指の指先が鼻先を通っていることを確認。
手が横に移動する時に、身体は正面を向いたまま回らない。
軸のみが回転して、そのひずみのエネルギーが手に伝わっていく。
大事なポイント
丹田と指先がつながっている感覚を意識する。
速度をスローにしても、つながりが途切れないのが纏絲勁。
動画は勁力の伝わり方を確認しながら動いているスピード。
気の流れを感じたいのであえば、もっとスローにしていくと良い。
太極拳の型は知らなくても、雲手を毎日行えば、健康になれる。