攬雀尾 (らんじゃくび)

太極拳 攬雀尾 太极拳 揽雀尾
Grasp the Peacock’s Tail 3

攬雀尾はよく陳式太極拳の懶扎衣と比較されるが、全く別の技。

擒拿であるのだが、その実態はベールに包まれている。

それでは、説明しよう。

攬雀尾はまず、相手の肘を固める。そして、次に手首を固める。

この一連の流れが、孔雀の尾を掴み、相手を逃がさない動作に似ている。

ひとつの用法として例をあげてみる。

相手は左手で胸ぐらを掴んでくる。

右手で相手の拳を取り、左手で肘を相手の外から内に上げる。

(写真を参照)

太極拳 攬雀尾 太极拳 揽雀尾
Grasp the Peacock’s Tail 1

こんどは引くと同時に相手の手首を固める。

(写真を参照)

太極拳 攬雀尾 太极拳 揽雀尾
Grasp the Peacock’s Tail 2

そして、相手の外側に固めた手首を押し込んでいく。

小手返しの要領と同じ。

相手は右パンチを出したくても出せない。

これが、攬雀尾となる。

(一番上の写真を参照)

型ではこの後に、如封似閉が付け加えられ、攬雀尾のセットとして扱われる。

このことが、攬雀尾の技の解釈を難解にしているのではないだろうか。