太極之呼吸 全集中常中

太極之呼吸 全集中常中  武術を極める呼吸法とは

 

「鬼滅の刃」の漫画、動画、映画が日本だけでなく、台湾、中国でもブームとなっている。

この物語では、それぞれの剣技の流派は「水の呼吸」、「炎の呼吸」、「風の呼吸」のように呼吸を名称としている。また、鬼殺隊の最高位の剣士は「柱」と呼ばれ、「全集中常中」の呼吸法を身につけていることが最低条件とされる。 武術を極めようとする者達にとって、呼吸の存在はいかなるものなのか。 達人の域に踏み入れし者達は、どのような呼吸法を会得されているのだろうか?

私なりに「全集中常中」の呼吸法を考察してみた。

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武術 正中線をとる

正中線
自然体

武術において「正中線をとる」とよく言われるが、どういった意味合いだろうか?

私の理解では、相手にやられると思わせる瞬間であり、

言い換えれば、こちらは、もらったと思える瞬間となる。

打撃系の武術では「先の先」と合わせて説明される場合もあるように思う。

 

私は、力学的な角度から説明ができるのではないかと考えている。

「正中線をとる」は、中国武術にはない表現だが、私の武術の経験から語ってみたい。

 

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太極拳の力学原理 勁は気ではない

太極拳の運動連鎖 纏絲勁
Taijiquan Kinetic Chain

 

太極拳の理論を語った書物は多いが、大体において記述が抽象的で難解である。

 

太極拳は「気」のエネルギーを使う。

しかし、断言しておくが、気で相手は倒れてはくれない。

 

太極拳は「意」を大切にする。

しかし、「力を用いず意を用いよ」と言ったところで、一般の人たちには意味不明となる。

 

太極拳は「勁」を使う。

「勁」は相手に直接作用する力で、「気」や「意」のような抽象的な概念ではない。

「勁」は物理学でもって説明できるのである。

太極拳の「勁」を、科学で語ってみることにしよう。

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